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WEEKLY INSIDE STORY

第535号 北陸新幹線敦賀以西は?

多方面からの見方

2015年08月20日

 今本県では、北陸新幹線の敦賀までの延伸が決まり、その集大成として、それから大阪までの路線をどうするかということに注目が集まっています。

 そもそも、北陸新幹線の整備計画では、主要な経過地として、長野市付近、富山市付近、小浜市付近ということだけが決定されており、福井県で主張されている小浜経由というのは、これを根拠にしており、一方京都等ではどこを通過するかなんてことは、まったく決まっていないのが実情です。

 そんな中、北陸新幹線の金沢までの完成により、北陸が関西圏から関東圏域に近くなるという危機感から、関西経済界が昨年4月、米原経由が望ましいという提言を行いました。

 費用対効果ということもありますが、これが一番早く北陸新幹線が関西につながるということに大きな要因であったと思われます。

 しかし、この米原ルート案では、前提としてリニア中央新幹線の大阪開業までは、米原で東海道新幹線に乗り換えを行い、リニア完成後は、東海道新幹線に乗りいれることが可能であるということが謳われています。

 果たして、乗換をしなければならないというデメリット、またリニア完成後に必ず乗り入れが可能かということについては、現在の米原での新幹線の利用密度からして保障されたものではありません。

 またそもそも、北陸新幹線は、「北回り新幹線」と言われてきたように、災害時の東海道新幹線の代替機能を果たすことが期待されてきたことからすれば、米原につないで、いざという時の意味を成すのかという疑問もわきます。

 北海道新幹線の札幌までの開業予定年である平成42年までに、北陸新幹線も全線開業するとすると、ここ2~3年でルート決定が必要といわれています。

 その目標に向けて、これから更に様々な検討がなされていくと思われますが、今申し上げたほかにも、地元負担がどれくらいになるのか、米原経由の場合JR西日本とJR東海の運行管理システムの統合が問題ないのか、更には運行主体となるJRの意向はどうなのかなど、検討すべき課題は山積しています。

 本県としても、今日まで沿線県と連携しながらこれに取り組んできた経緯からして、じっくりと多方面から検証すべきでしょうし、私自身がこれに乗れるまで生きていないでしょうから、寧ろもっと将来の県政のためにどうあるべきかということに視点をおいて、悔いの残らない選択をしてゆくべきと考えています。