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第001号 もういらない金沢選出県議会議員?

2000年01月1日

今回の補正予算で、痴呆性老人のグループホーム建設の補助金が初めて認められ、県の制度としてスタートしました。

この分野は従来よりNPO法人などが参入しており、何とか事業として成り立つための建設費補助制度ができないものかと、かねてより相談に乗っておりました。

制度発足を喜んでおりましたところ、この制度の対象になるのは保健所設置市以外との事。つまり、県内41市町村中、金沢市だけが対象外となるということなんです。

これはどういうことかと言えば、金沢市が中核市になって県の権限が約750ほど金沢市にだけ移譲されたのですが、特に福祉部門のその移譲内容が多く含まれていたからなんです。

従って、せっかく働きかけて認められたこの新しい制度も、私の選挙区(金沢市)の皆様には使っていただけないという結果になりました。

このような権限委譲は今回の地方分権一括法の成立で更に進んでおり、都市計画の分野においても金沢市が決定権限をもつ事により、県はそれに触れないという現象がさらに増える事が予想されています。

県の執行部から、来年度予算に対する市町村別の要望についてヒアリングを受けながら、地域にお役に立てない悲哀(?)を感じつつ、分権の進んだ政令指定都市など先進地域の実状を改めてかいまみた想いでした。

「これから県会を終わってから市会をしなくては」とはある先輩議員の独り言でした。

でも、いいんです。こんな状態だからこそ、県と金沢市の両方の間に立って市民本位の行政になるよう我々の出番があるんじゃないでしょうか。

頑張ります。