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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第017号 森奥戦争は終わったのか?

2000年06月10日

石川県では中選挙区時代より、長い間、故奥田敬和氏と現内閣総理大臣森喜朗氏が選挙で壮絶な戦いをしてまいりました。

結果として共に当選を連続してまいりましたが2年前奥田氏が逝去。

この戦いは終止符を打たれる事になるはずでした。

しかし、その後継として長男の建氏が立候補。今回2度目の洗礼を受けようとしております。

そして、今対立候補として、参議院より急遽くら替えした馳氏との戦いになりそうです。

馳氏は自らくら替えはしないと表明していたわけですが、官邸主導のもと(森氏の決定といわれています)参議院任期1年を残して辞職しました。

今日まで、奥田敬和氏を支援してきた身としては、今振り返ってみて、森奥戦争といわれるものは何であったのかと考えますと、それはやはり中央集権的な発想との戦いであったのではないかと思います。

地方分権が叫ばれ、国と地方が対等協調関係を目指そうとしているときに、自民党の候補者選びにおいても結果として、上意下達で決まったその過程を見るとき、依然として森奥戦争は終わっていないと感じるものです。

将に、森奥戦争というのは象徴的な意味で尚続いているといってもいいのではないでしょうか。

小選挙区になって比例の議員を除けば、地元の議員といわれるのは1人になりました。

その1人が野党で国政とのパイプにならなくてどうするのかという発想は、依然として戦後50年余り続いてきた従来型のものの考え方の延長に過ぎません。

是非、新しい時代へは新しい発想でこれからの政治の舵取りをしてほしいものだと思っています。