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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第019号 総選挙をおえて

2000年07月1日

13日間の選挙もおわり、21世紀の日本の進む方向への舵取りが決まりました。

結果は国民の示したものであり、それを享受しなければなりません。

選挙の結果を見て、今更ながらに地域による選挙風土の違いを再認識した次第です。

かねがね、私は日本は3層制になっており、東京大阪などの大都市と、能登のような地域では全く選挙風土がちがい、結果として議員の考え方にまで影響を及ぼすといってきました。
(共著「地方政治ビッグバン」をご覧いただくとありがたいのですが)

今回も都会では民主党に風が吹きましたが、地方では自民党に決してそんなに影響がでておりません。

まさに小選挙区制度は中央集権体制の中では与党に有利であります。

外形標準課税を平気でできる地方交付税不交付団体の東京と、財源のほとんどを交付税に頼らないと何もできない過疎地域の市町村では歴然とした差があります。

本質的な政治システムの改革がないかぎり、現在の日本の選挙体質に変化はないものと思っています。

そういう意味ではそれを変えれない政党と、それに頼ってしか選挙のできない政党の争いがいつまで続くのかと言いたい気分です。

やや、悲しくなりますが、人間の性(さが)が政治の前提にあるかぎりどうしようもないものなんでしょうかね?