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HOMEWEEKLY INSIDE STORY第025号 法律の抜け穴を自ら指導--政治資金規正法

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第025号 法律の抜け穴を自ら指導–政治資金規正法

2000年09月1日


ご承知の通り、政治資金規制法の改正により、企業団体献金は従来1政治家にできたのですが、政党のみに認められるようになってしまいました。

政党助成法で自ら活動資金があたる、その見返りとして考えられたものであります。

しかし、それはあくまでも国政の視点だけであって、地方議員や首長は政党助成法の対象とは考えられておりません。

従って、地方議員等からすれば政治活動費の入り口だけふさがれたような形になり、誠に国会議員は我が身本位だといわざるをえないと思っています。

そしてその対策としてとられたのが、地方議員に政党の支部を作らせて受け皿にせよとのノウハウです。

よくよく考えれば、自ら作った法律の抜け穴を自ら指導しているようなもので、なお且ついつまでも地方議員を中央政党の傘下に置こうとする魂胆が見え隠れします。

前号でも述べたように、これから国と地方との確執が政治テーマになってくることが予想されているときに、従来のように上下関係でしかありえないような政党のあり方、或はそれに所属するというのは如何なものでしょうか?

真に地方にスタンスを置く議員の立場とすれば、ここはしんどくても無所属を続ける事に意義があると思っているのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。