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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第032号 (ヨーロッパ視察から-その1)

景観についてあらためて想う

2000年11月13日

この1日から12日までオーストリア、ベルギー、フランスと視察にいってまいりました。

それゆえ、今回のレポートが3日ほど遅れましたが、しばらく視察の報告をしてゆきたいと思います。

私にとりましては、おおざっぱな言い方をすれば西欧へいった機会はこれで5回目です。

従って、初めて行ったときのめずらしさといった気分はなくて、まさに国内視察の延長みたいなものでした。

ヨーロッパの街を歩いていて、今更ながらに想うのは、高さの揃った建物の連なりです。

特に何百年と経過している石造を中心にした建物群がヨーロッパの特色といってもいいのではないかと思っています。

この高さが揃っている建築群」というものが、ビル単体としてではなく、全体としての都市の風格を形成し、なおかつ視覚的にも空と屋根とがマッチして我々に優しさを与えてくれています。

世界どこへ行っても目に入るハンバーガーチェーンも、既存のビルの概観を全くいじることなく、内装だけで営業している姿は考えさせられます。

振り返って、我が国をみれば地震国のせいかもしれませんが、既存のビルが安易に解体され、それぞれが自己主張し、結果として都市格といったものを感じさせないきらいがあります。

私の住む駅西は区画整理で50メートルの幅員の道路を中心にした新都心をめざしています。

そこでは地区計画を住民がおこない建物の高さと低さの両方に制限を加えています。

これはまさに街全体で都市景観を形成し、都市格といったもので勝負しようとする意識であると思っています。

現実はまだまだですが、県庁移転を契機にさらにビル群が連なった暁には、当初の目標が是非達成できればと期待をしているところです。