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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第038号 新進はもう旧い?

もしかしたら時代の最先端を

2001年01月10日

我々の所属しております、新進石川という政治団体は、全国でもここだけになりました。

かって自民党から飛び出て2大政党の一角を担おうとスタートした政党名でありますが、以後幾多の変遷を経て、今は民主党や自由党、保守党などに分散しています。

その中で依然として「新進」を名乗っておりますと、多くの方からもう旧いのではないか、どこかの政党に所属したらどうなんだという声をよく聞かされます。

しかし、われわれは名前は旧い名前を使っているけれども、考え方によっては全国の最先端を走っているといってもいいのではないかと密かに自負しているところもあります。

一つには、我々は地方議員として国政と市民の中間に位置し、その接着剤の役割を期待されておるとするならば、今の政党がいまいち我々の期待する形にはなっていないということ。

今国民の中での最大の政党は「支持政党なしという無党派層」であり、そこに立脚しているとも言えます。

二つには、政党助成法に規定した政党の定義があまりに国会議員本位過ぎる事への不満があります。

そもそも地方政党があっても当然いいわけですが、政党助成法の定義で国会議員がいることが条件になったことがそれを阻害しています。

しかもこれからの政治課題が、例えば財源問題などで国と地方が争う事が多くなるとすれば、国政本位の政党に所属していることは、市民本位の地方のあり方とは相容れないとも言えます。

したがって、21世紀新しい、あるいは大胆な政治改革が期待されている中で、様々なハンディがありますけれども、地方独自の政治団体として活動して行く事は、寧ろ意義深い事だと確信しております。

是非今後ともご理解の上、ご支援を宜しくお願い致したいと思っております。