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第059号 県域を超えた圏域--どの空港を選択するか?

2001年08月10日

今般、石川県では小松空港と15年完成予定の能登空港をリンクして需要拡大策を検討する委員会を立ち挙げる予定との、過日総務企画委員会に報告がありました。

そこで思い出しましたのが、佐賀空港への視察研修でお聞きした、最近の空港需要の動向です。

佐賀空港は能登空港と同じ第3種空港で、福岡空港、熊本空港、長崎空港のトライアングルの中心に位置しています。

30KM圏内の人口が150万人いるにも拘わらず、例えば福岡-羽田間の割安航空券があるとすると、佐賀県の旅客がそちらに逃げてしまうとのことでした。

まさに、市民感覚からすれば乗る空港が自分の県にあるかないかは問題ではなくて、所用時間や費用を総合的に判断して、空港を選択しているのです。

だとすれば、能登空港、小松空港と富山空港の関連性を無視する訳にはいきません。

行政ベースでは自分の県だけで研究したほうが楽なのはわかりますが、やはり市民感覚を無視していたのでは、限られた施策しかでてこないのではと思うものです。

市民の方に目を向けた行政の在り方といったものの課題をここにも感じたのですが、皆さんどう思われるでしょう。

ちなみに来月北海道へ行く予定がありますが、行きは小松-札幌便、帰りは函館-富山便を利用する予定です。

皆さんだったらどうします?