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WEEKLY INSIDE STORY

第074号 県庁舎跡地利用はまだまだ先

埋蔵文化財の調査に3年

2002年01月10日


皆さんご承知の通り、石川県新県庁舎はその外観を見せるようになり、年内には完成の運びとなりました。

本当は平成15年3月の完成予定だったのですが、工期を早めまして、お正月休みの間に引越しして、明年早々から業務開始をできることとなっております。

最上階には一般の方々が周辺を展望できるスペースも確保されております。

完成の暁には、周りに高い建物がありませんから、日本海や白山を含め金沢市を一望できるのではないかと思います。

さて、新県庁舎ができますと、話題になってくるのが現県庁舎跡地利用の問題です。

金沢市中心部の空洞化が問題視されており、活性化の起爆剤としての期待もかかっております。

今跡地には様々な利用方策が議論されておりますが、現実には移転後埋蔵文化財の調査に約3年かかると言われております。

従って今すぐその跡地に何かをと決定することが果たしていいのでしょうか。

18年頃の社会情勢や周辺環境がどのように変わっているか不透明とすれば、もう少し議論している時間がある。

寧ろあせらず考えるほうがよりベターとの見方もできるのです。

また、現県庁舎は国内で現存する各県の庁舎の中では一番古いものとなっておりますが、その保存も議論も的となってくるでしょう。

例えば山形県では旧庁舎が保存されており、その外観は素晴らしいものと感じておりますが、耐震の問題や古いものを維持するのは、使い勝手の制限や新築より維持費がかさむ可能性があるなど検討すべきことも多々あります。

これまたじっくり考えてゆきたいものだと感じています。