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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第134号 歴史は繰り返す?

自民党総裁選挙をみながら

2003年09月10日

 連日、自民党総裁選挙が報道を賑わせております。
民主党と自由党の合併が一つのインパクトとしてマスコミに捉えられていましたので、 マスコミを自民党に引きつけるという点では大いに効果があったものと思われます。

 かって、自民党議員の秘書をしていた関係で、関心をもちながら見つつ、 昔を思い起こしますと、あの時と同じではないかと思うのです。

 ロッキード問題で当時の田中首相が失脚し、 次の総理をだれにするかという時に「椎名裁定」で三木武夫氏に決まりました。
「晴天の霹靂」だといいつつ三木氏が総理になりましたが、 三木派は当時最小派閥で普通の時には総理の目がなかったでしょう。

 にもかかわらずなれたのは、  ロッキード問題での自民党への批判をいかにかわして政権を維持するか、 そのためにはクリーンイメージの三木氏がいいという選択になったのだと思います。

 そしてしばらくして三木降ろしが始まりました。

 「振り子が極端に振れると次は反対の極へ大きく振れる」将にそんな現象です。

 小泉首相も総裁選3度目の挑戦でした。
もし小泉首相の主張が受け入れられていればもっと先に総理になっていたはずです。

 しかし、いかんせん派閥としては小さく今日まで負け続けていたわけです。

 それが、前首相の国民からの不支持があまりに大きく、 それでは選挙が戦えないー結果「自民党の中の変人」といわれていた小泉さんに白羽の矢があたったということになったのです。

 そして総裁選の過程で小泉降ろしが党内から起こっています。

 歴史は繰り返すといいますが、 そんな視点から政治を見ることも必要と思いますが、皆さんどうお感じでしょうか?