かねてより個人情報がもれるのではないかとの指摘や長野県での実証実験で話題をよんでおりました住基ネットが この8月25日から全国でスタートいたしました。

　地方自治体にとっては費用の割りにメリットがすくないとの声もありましたが、 事実、住民にとって具体的にどうかわるかというと

　１．転入転出時の届出が転入時の1回で済む
　２．パスポート申請時の住民票の写しがいらなくなる
　３．全国どこでも住民票の写しがとれる

等のサービスが基本的なものです。
しかし、そんなに住所を移す方が多いわけでもなく、 パスポートも今では5年か10年に1回更新するだけと致しますと、 このサービスの恩恵を実感できる人はかなり少ないのではと思うものです。

　総務省の予測では全国で個人でカードの発行を望む人が300万人ぐらいいるのではないかといわれておりますし、 石川県では先の代表質問でお聞きすると26000人ぐらいではとの答弁でした。

　しかし、実際はこの1ヶ月あまりで県内で640枚ぐらいとのこと。

　ハードの先行投資の割には中身がなあといったところではないでしょうか。

　ちなみにカードの発行手数料は石川県内では一律500円のようですが、 皆さん申し込まれますか？