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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第144号 今年はどんな年に?

厳しくなる都市間競争

2004年01月1日

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 申年は縁起がいいとか色々いわれておりますが、今年はどんな年になるでしょうか?

 さて昨年12月1日現在の石川県の人口推計が発表されました。
本県は118万県民といわれていましたが、前年比1781人の減で118万人を割ってしまいました。

 御承知の通り、2006年から日本の人口は減少時代にはいるといわれておりましたが、 この数字を見ておりますと間違いなくその方向に進行しているなと実感いたします。

 県都金沢市も155人の減少で、457083人です。

 すべての産業の基礎として、消費者としての人口があるとすれば、 これは見過ごし出来ない課題です。

 特に地場を商圏とする中小企業にとっては死活問題といっても過言ではないでしょう。

 従って、定住人口の確保次には交流人口の確保というのが大きなテーマになってくるわけです。

 しかし、この人口問題は何も本県だけに限ったことではありませんので、 全国の地方都市がこれに向けて必死にならざるをえないというのが これからの一つの方向であると思っています。

 だといたしますと、中国定期便開設にむけての富山県と石川県の競争を見ておりますと、 これもその一つの表れと読み取れるのではないでしょうか。

 国から地方への税源の移譲も本格化してまいりますと、 各地域が他と違いをだそうとさらに競争が激化することも予測されます。

 なりふり構っていられない都市間競争の時代になりつつあるというのが私の思いですが、 みなさんいかがでしょうか。