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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第153号 地方分権が進んだ発想

(北米視察ーその3)

2004年06月10日

今回メリーランド州議会でも、意見交換をすることができ、こんな質問をしたところ、
 「日本では国に対する要望等を意見書という形で、地方議会からあげる。そのために議会で議論することがあるが、こちらではどうか」と

 それに対し、返ってきた答えが、

「国に対する要望などは、地域から選出している国会議員に話せばいいことで、限られた貴重な議会の時間を、そのようなことに使っている暇はない」と

 国と地方の役割分担がはっきりしている国柄の違いを改めて感じた次第です。

 石川県議会では、意見書調整会議というのが毎議会ごとに開かれ、そこで国に対する「本県議会の意志」としての要望等の原案を審議するのですが、その意見書というものの効力がどの程度あるのかが一つの課題ですし、一方各会派からでてくる意見書案が地元の声を吸い上げたものというよりは、党本部の指導によって全国一律に出されることが多いのが実態です。
 
 一体、どっちを見て議会活動をやっているんだと、つい思ってしまうわけですが、
 こんなことも意外と知られていない今日の議会の姿かもしれません。