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WEEKLY INSIDE STORY

第171号 病院の窓口で・・・

個人情報保護法全面施行

2005年04月10日

 過日、ある方のお見舞いで病院へ行きました。窓口で「何々さんの病室はどちらでしょうか?」
と尋ねたところ、
「こちらではお答えできません。ご家族かどなたかに聞いてください。」とのこと。

 また病室のドア脇にも名札がかかっておりませんでした。
 たまたまご本人と連絡が取れて、部屋番号をお聞きして尋ねたのですが、ドアを開けるときに間違いがないかちょっと不安でした。

 窓口で一瞬びっくりしましたが、よく考えればこの4月1日から個人情報保護法が全面施行され、この病院もそのマニュアルに従って対応したものでした。

 かねてより、個人情報保護法に関してはデーターを扱う方の事業者への指導はなされてきていますが、それが消費者側にどういう影響があるかという点では、報道等を通じてもあまり検討されてこなかったように思います。

 今回は、救急で入られた翌日だったせいかもしれませんが、患者さんにそういう照会があったら部屋番号を伝えていいか事前に聞いておくような配慮があってもいいのではないかと思ったものです。

 事実、石川県立中央病院では、看護婦さんが入院時にそういう確認を取り始めているそうで、しばらくすればこういう問題も起こらないのではとも思いました。

 しかし、一方患者さんの中には、名前の秘匿を希望される方も少しはおいでるそうで、この法が活かされたという見方もできるのです。

 何はともあれ、この法律ができたにもかかわらず消費者サイドの認識がまだまだ少ないというのが今の現状ではないでしょうか。

 皆さんはこの保護法に関して、どの程度の認識をもっていらっしゃるでしょうか?