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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第182号 総合デパートではなかったか?

自己中解散にどう判決が

2005年08月10日

報道でご承知のとおり、参議院での「郵政民営化法案」否決を契機にして、小泉首相が解散にうってでました。 選挙の争点は郵政民営化可か否かということだそうであります。

 翌日には景気が踊り場を脱却したと報告されましたが、地方での実感はいかがでありましょうか。選挙どころではないという方も多いのではないかと思います。

 公共事業の縮減、所得控除削減による個人増税、年金問題等、国政には様様な課題があると思いますが、郵政一本でこの選挙を戦おうとしている姿を垣間見ることができます。

 かって、自民党は総合デパートといわれました。その訳は色々な分野にエキスパートがいてどんな課題にも対応できるということであったと思います。
 しかし、今回我々に単品の味の良し悪しだけで、デパート全体の評価をしろといわれているように思えてなりません。

 郵政民営化法案に反対した造反議員といわれている方たちも、選挙が終われば自民党復帰ということになるでしょう。
 とすれば、政党中心の小選挙区制度を採用しながら、その狙いは全く活かされないということになりますし、小泉総理にエールを送ることと、自民党を支援することが矛盾するという現象もあります。

 国民の側からすれば、何のための選挙であるのか、納得いかない部分も多いといわざるをえません。
 結局、小泉総理の自己満足のためだけといったら言い過ぎになるでしょうか。

 パフォーマンスに踊らされることなく、総合的に、冷静に判断してゆきたいと思っていますが、皆さんは今回の解散、どう映ったでしょうか?