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第195号 北陸新幹線特需はどこへ

建設業界に朗報!

2006年01月10日

長年の懸案であった北陸新幹線が金沢までおおむね10年で完成することになりました。
 それも1年でも早くというのが目標でありますから、これから用地買収などすべきことが山積しています。

 特に建設の前提となります新幹線用地は、在来線の山側約12メートルにわたって確保されなくてはいけません。
 その地権者は約550名といわれておりますので、この買収がスムーズにいくかが大きな鍵といえましょう。

 区画整理などいくつかの公共事業に関わってきた感覚からすれば、個別案件で、お一人、お一人の事情が違いますので、計画の3年程度ですべて買収するというのは、決して安易なことではないと思われます。
 行政の担当者の一言でこじれたりすることもありますので、心してあたっていただきたいと思っています。

 一方、景気が良くなったといわれていますが、業種間格差があり、まだまだという中に伝統産業、温泉、建設業界などが列挙されています。
 特に建設業界は公共事業の大幅な縮減基調が今後も続きそうでありますから、厳しさも当分続きそうであります。

 そのような中でこの約550件になんなんとする買収は、税法上も建替え需要がおこる可能性が大変高いわけですので、この期を逃してはなりません。

 どこのどなたが住宅を建てる可能性があるのかというニーズ調査も必要もなく、在来線の山側12メートルの範囲に居住しておられる方は住宅地図でも簡単にわかりますので、あとはこの情報をだれが活かすかという事になるわけです。

 金沢市も、野々市町もよその市町に転居してほしくないという希望がありますから、代替地の確保というのも重要になってきます。
 しかし、行政には限りがありますから、民間で代替地の斡旋も含めて対応できれば、受注につながる可能性大といえましょう。

 一市民として、スムーズに用地交渉が進んでくれればと願ってやみませんが、建設業界に対しても、この新幹線特需は朗報であるなと感じている次第です。