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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第197号 [県民の視点」とは

石川県人材育成ビジョンから

2006年02月1日

過日、私の所属する県議会総務企画委員会に「石川県人材育成ビジョン」というものが提示されました。
 これは、地方分権の進展・地方交付税の削減・国の公務員制度改革の流れなど、公務員を取り巻く環境の変化と、更には団塊の世代の大量退職を目前に控え、これからの望ましい県庁マンの養成をどうするかという課題に応えるためつくられたものです。

 そこには期待される職員像として
 1.県民の視点で、県民と共に地域づくりを担う職員
 2.県民に信頼される人間性豊かな職員
 3.成果志向とチャレンジ精神にあふれた職員

 ということが、うたわれていました。成る程その通りとは思いますが、言葉だけでは意味がありません。

 特に気になりましたのは、県民の視点に立つということで、委員会でも指摘をさせていただきました。
 第一に、役所の論理が意識の先にあって、果たして県民がどう感じるかということに想いがいっているのか?ということです。
 実例をあげれば、県民の前でも役所用語を相手が知っていることを前提にして安易に使っていないか。
 地方財政での経常黒字と民間の経常黒字とは全く意味が違うことを認識しているかなど、枚挙にいとまがありません。

 第二に、そんな視点をたえず持ちつづける、あるいは意識できるようにするための研修はどうあるべきかということも課題です。
 そのためにも、もっと県民の中に飛び込む必要性を感じておりますが、地域ボランティア一つとっても、総じて市町の職員ほど参加しているとはいえないように思っています。

 県民に理解してもらおうとする県民の側に立った説明責任を充分果たせるようならば、結果はどうであれ、県民の信頼をうることができるものと思っていますが、まだまだとの想いがいたしております。

 それを補完するのがわれわれ議会人の仕事でもあろうと思いますので、これからもがんがん主張してゆかねばと思います。

 行政改革というのは不断のテーマであり、数字で見えにくい世界もありますが、これらもその一例ではないでしょうか?

 行政との関わりで、疑問などありましたらまたお教えいただければと思っています。