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WEEKLY INSIDE STORY

第201号 さすが業界は敏感!

これからのサスティナブル建築

2006年03月10日

みなさん。「サスティナブル建築(SUSTINABLE)」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?
 要約すると、持続可能性のある建築物とでもなるでしょうか、地球環境に対して負荷を少なくなるよう考慮された建築物のことです。

 ご承知のとおり、京都議定書の目標達成のためのCO2削減も課題ですし、建築物の分野で考えられた環境対策といえるのではないでしょうか。
 そのための世界会議が、1998年のカナダバンクーバーを皮切りに、昨年9月には東京で世界80地域以上、1700名余の参加者をえて、開催されました。

 そして、その運動に呼応して各国でサスティナブル建築普及のための諸施策が打たれ始めています。

 しかし、そのためにはどういう建築物がよりサスティナブルかという物差しが必要になってきますので、英国でBREEAM、米国ではLEEDとかいった環境性能評価システムが開発されました。

 その日本版が「
CASBEEComprehensive Assessment System for Building Environmental E
fficiency)です。

 このキャスビーでは、建築物の評価をS・A・B+・B-・Cの5段階で評価しますが、事実近年、建築物の発注者がその建物の評価がSランクであることアピールに使ったり、設計コンペでSランク以上を要求するといった事例がでてまいりました。

 行政でも、名古屋市や横浜市大阪市などが、既に大型建築物でキャスビー評価の届出を義務付けているのです。

 そのような動きを見ておりますと、建築業界のレベルアップという視点からもISOに続く次の新しい展開といえるのではないかと、過日議会で質問をしたところ、早速建設工業新聞の2月17日付けで大きく報道されました。

 さすが、業界は敏感であるなと感じた次第でありますが、ユーザーにとっても地球環境的にもいい話でありますので、じわじわとこれから浸透してゆくのではないかと思っています。

 建築業界も耐震偽装問題などで騒がれていますが、差別化戦略として早く取り組まれるのがいいのではと思いますがどうでしょうか?