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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第213号 ようやく地方の創意工夫が

1.5車線や歩道幅員

2006年07月10日

 地方分権の一環として、地方の創意工夫を認めてほしいということを、地方はずっと主張してきたわけですが、ここにきて、国も財政が厳しく、その面から認められることになった事例があります。

 それは、道路建設における規制緩和で、交通量の少ない所で全線2車線ということにこだわっていると、いつまでも完成しない。そこで、1.5車線で済みそうなところはその改良で済ますといった手法が認められるようになったのです。

 同時に、歩道幅員にしても3.5メートルどうしても確保しなければ補助対象にならないということであれば、買収額の高騰につながります。
 従って場所によってはより少ない幅員でも認められるようになってきつつあります。

 過日、土木企業委員会で加賀方面に現地視察へいきましたところ、まさにその典型的な現場を見ることができました。
 そこは施工期間中に変更をしたもので、歩道幅員が途中から3.5メートルから2.5メートルに変更されていました。

 確かに見た目からはなぜと思われるかもしれませんが、結果そのことにより道路の完成が早くなったのは事実でありましょう。

 最初から一貫してそういう思想でつくればよかったわけですが、この制度改正がつい最近認められたという経緯からこんな道路形態になったものと思われます。

 こんなところにも、硬直的な法律の課題が潜んでいると思いますが、これからは従来よりはるかに地域の実態にあった道路がつくられてゆくものと期待したいと思っています。