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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第214号 専門に特化

海自護衛艦に搭乗して

2006年07月20日

7月17日海の日記念として、今般、海上自衛隊の護衛艦「はるな」と「しまかぜ」が金沢港に寄港いたしました。そこで自衛隊有志との勉強会の一環として搭乗し、概要説明を受けてまいりました。

 ともに対潜水艦や対ミサイル用の各種兵器を備えており、レーダーと連携してコンピューター制御の近代戦用に対応しておりました。

 搭乗員は200名以上ですが、その兵器を実際に運用できるのは何名かと尋ねたところ、ある兵器では3名位との事。もし、有事の際その3名に支障がでますと結局その兵器はただの長物になってしまうわけです。

 あらためて、コンピューターを駆使した近代兵器の専門化に驚いた次第です。
 マニュアルはあるそうですが、いざという時にそんなものを読んでる暇はないでしょうしね。

 また実際の精度を高めるための実践訓練は年に2回ぐらいとのこと。それも実弾ではありませんので、こころもとないと感じたのは私一人でしょうか。

 最近の北朝鮮の動きに対応して日本海側への警備の増強という点でも、第一に「予算の制約もあり」との言葉がでてきますので、自衛隊の置かれている現実の厳しさを垣間見た思いでありました。

 アンケートをとると、6割ぐらいの方がテポドンに対する不安があると回答されていましたが、長い間少なくとも国内では平和に慣れきっている状態で、非常時に向けて緊張感を維持してゆくというのは、大変なことだろうなと感じながら,船をおりました。

 なお昼食にカレーがだされましたが、海上自衛隊では全国共通に金曜日はカレーがでるそうです。なぜかというと海上にいると曜日を忘れるので、曜日を意識するためにそうしているとのことでした。
 ちょっと面白いエピソードでした。