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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第227号 その効果は?

石川県新長期構想から

2006年12月1日

 今本県では、石川県長期構想というものの見直し作業が進んでいます。
 しかも、議案として議決し、議会側もその責任の一端を負うべきとの見解で、この12月議会に条例を提出する予定になっています。

 そもそも、この構想は平成8年に策定されたもので、その目標年次は平成22年(2010年)になっています。したがって、その時代的背景など大きな変化がない限り、あえて今改定すべきなのか疑問のあるところでもあります。

 むしろ先の知事選に絡んで長期構想を見直すべきとの某党の声に押されて、やむをえずといった側面がないとはいいきれません。

 事実、内容がそんなに前回と大幅に変わったわけでもなく、一部修正されたものといっていいでしょう。

 我々の会派でも議論をしますと、例えば㈱コマツの金沢港進出は予定になかった急な案件にもかかわらず、現在は予算上でも一番優先課題のように扱われていることを考えますと、長期構想に書かれていようがいまいが関係ないのではないかといった声もでたり、知事の任期は4年であるから、それ以上の期間の事を述べても意味がないといった見方がでるなど、長期構想の意義そのものに疑問符をつけるといった見解もでます。

 私は、やはり目標として明文化されていれば、いつかは実現できるというその拘束性に意義を見つけたいと思っている一人であります。

 これから果たしてこの構想が確定した折には、どれくらいの方が関心を持って見ていただけるのか分かりませんが、心に留まるようでしたら是非見ていただけたらと思うものです。