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WEEKLY INSIDE STORY

第246号 能登有料道路有料は26年1月29日まで

格差是正になるか?

2007年07月1日

石川県議会定例会もこの28日終りました。
 今議会でも、能登有料道路に関して、早期の無料化やETC設置などの質問がでました。

 しかし、答えは従来どおり、一日も早い償還をめざすこととと、26年1月29日に間違いなく無料化にするとのことでした。

 そもそも能登有料道路は、能登2時間圏構想の下、一日も早い開通をめざし、有料道路としてスタートしたものです。
 これが、一般道として建設が図られますと、1道路への1年間の国庫補助金に限界があり、当時計算いたしましたら125年位かからないとできないものでした。それが、有料道路ということで短期に予算を集中でき、20年余りで完成したものです。

 したがって、当時の有料道路化という判断に間違いはなかったものと思います。
 しかし、これが能登・加賀の格差の象徴のように絶えず言われ、一日も早い無料化が叫ばれているのです。

 現在、能登有料道路の未償還額は215億円で、その内、県が基本金として拠出した分を含め130億円ほど負担しています。

 そして、毎年25億円前後返してきており、それらは215億円と130億円の差85億円の国や公庫、市中銀行からの借り入れの返済に回っているのです。

 したがって、理論上ではあと4年ほどで県の負担分以外は完済でき、以降は県の負担した分を減らしてゆくということになろうかと思います。

 ですから、26年には仮に県の負担分が残っていても、それだけを一般会計でカバーすれば間違いなく無料化が図られるということがいえるのです。

 よく首都高速などいつになったら無料化になるんだという議論の中で、全国プール制で有料道路会計をまかなっているので、それは難しいという答えがありますが、少なくとも本県の能登有料道路に限ってはあと8年余りで間違いなく無料化になるというのは確かであります。

 無料化の暁には能登・加賀の双方向の交通量がかなり増えるのではと推察できますが、それが即能登の発展と間違いなくイコールであるかは、いかがでありましょうか。

 その時に能登にどれくらいの魅力があるか、そこが大事であって、新幹線の議論でいわれておりますストロー現象で、返ってマイナスになったなんてことにならないよう気をつけなければと思うものです。

 みなさんはこの26年無料化というのを御存知でありましたでしょうか?