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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第253号 何が幸いか?

金沢港工業団地

2007年09月10日

今日から、石川県議会9月定例会がスタートいたしました。

 今回は予算特別委員会で質問する予定ですが、与えられた時間は答弁もあわせて47分です。かっては60分ありましたが、会派の議員数が1名減になりましたのでこうなりました。
 こんなところでも、議員数の減を実感しています。

 さて、今定例会でも企業誘致に関する質問が多々でるのではないかと思っておりますが、㈱コマツを金沢港に隣接して誘致できたのは、偏にそこに遊休地があったからであります。

 この地面は工業団地として造成されたものですが、半分はゴルフ場に売却できましたが、長い間塩漬けになっていた地面でもあります。

 全国でも無駄な公共用地に対して批判がよくされますが、今となってはこの地面があったばかりに㈱コマツを誘致できた訳ですから、わからないものです。

 小松・台湾間の定期路線の開設も、以前述べましたが、たまたま台湾での新幹線開業とタイミングがあって、かって予想もしなかった定期便が実現性を帯びてきたわけですから、 これまた偶然というか縁があったとしか言いようがありません。

 これらのうれしい誤算を見ておりますと、行政や政治課題も瞬間瞬間だけでは判断できないということがいえるのではないでしょうか。

 従って、これからも一面的な見方をしないで、複眼的に政治を眺める–こんな姿勢を持ち続けながら、政治課題に取り組んでゆきたいと思っています。