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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第260号 政治家の能力について

安倍氏辞任・小沢氏辞任騒動から

2007年11月20日

先般から、国政では所信表明後の安倍総理の突然の辞任、民主党小沢代表の辞意と撤回などマスコミを賑わすにはもってこいの話題が続きました。

 先の参議院選挙での民主党圧勝後の安倍政権の崩壊は、民主党への政権交代の予感をもたらすものであり、自民党の選挙の顔としての安倍氏への期待が一気に色あせてしまった瞬間でもありました。

 一方、大連立構想とその後の小沢氏の突然の辞意表明は、民主党への期待に水をさしてしまったのは事実でありましょうし、民主党が小沢氏に頼らざるを得ない現状を明らかにいたしました。

 どちらにしても、マスコミはトップとしての器という点で、かなり批判的なコメントをしていたようです。
 しかし、一人間として捉えたときには、体力や気力が365日万全であるということはありませんし、「ぷっつん」なんて言葉がでましたが、そういう時が全くないということはありえないと思います。

 なればこそ、ひとりの人に過重がかかりすぎない政治のシステムなどを考えなければ、健全な精神で政治に集中できる環境というものはできないのではと感じます。

 わたしは、政治の仕事は「血管が1-2本切れてないとできない」と冗談のようにいっていますが、本当に様々な想いの方々の中で日々人と関わっていますので、真剣に考えれば考えるほど、その難しさを痛感いたします。

 同時に、安倍氏が戦後初の首相として迎えられましたが、たくましさという点で、耐える力の弱さというもの、あの豪腕といわれた小沢氏ですら、そんな弱さを露呈することがあるんだという驚きを感じながら、人の弱さへの思いやりといったものが、必要であるなとも思った次第です。

 皆さんは今回の騒動どうお感じになられたでしょうか?