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HOMEWEEKLY INSIDE STORY第306号 オーストラリア視察から-その3

WEEKLY INSIDE STORY

第306号 オーストラリア視察から-その3

観光客誘致、最後は人脈?

2009年03月1日

 シドニーで、海外に13ヶ所ある日本政府観光局(JNTO)のうちの一つを訪問し、オーストラリアからの訪問市場やプロモーションの現状についてお聞きしてまいりました。

 豪州市場の特徴として挙げられるのは、以下の点だそうです。

1.個人旅行が圧倒的に多いこと。(訪日観光の8割以上)
2.旅行計画を作るうえで、メディアや、口コミ、旅行代理店等で情報収集していること。
3.平均滞在日数が14日間もあること。
4.伝統文化やスキーなど体験型観光を好むこと。

 2007年には、人口2100万人に対し、546万人が海外渡航し、13万人が日本を訪れており、特にスキー客は3年で3倍、3万人以上になっているそうです。

 伝統文化とスキー、本県にとっては両方兼ね備えておりますし、特に観光客の少なくなる冬場に訪れる人が多いということは願ったりかなったりです。

 訪れたJNTOにも、個人からの問い合わせがあるとか。いろんな我が国の地域のパンフレット等が展示されておりました。

 ところが、日本でのスキーガイドのパンフレットには、本県は掲示されていませんでした。

 お聞きをすると、掲載されている地域で協議会を作ってPR活動をしているとのこと。当然コストのかかる話ではありますが、このあたりに今後の改善の余地があると感じてまいりました。

 一方、英語表記の金沢のパンフレットがこのJNTOで作られているではありませんか。

 また日本での東京・京都といった観光のゴールデンルートに続く、サブルートとして高山・金沢などを宣伝しているとのこと。

 うれしい話です。

 これもお聞きをすると、現在ここの所長は元石川県に出向したことのあるH氏であること。

 知らないところで、地元の応援団がいてくださることに感謝すると同時に、仮に観光地への問い合わせがあったら、どこを紹介するのかというと、やはり知っているところ、情報のあるところということになるとすれば、最後は人ということにいきつくのかなと感じてしまいました。

 しかし、ともかくこの豪州からの観光客は本県にとって極めて魅力的であり、同時に、その期待に十分応えうる地域でもあると思いますので、従来以上にこのような人脈を活かしながら積極的にPRをしてゆくべきと感じて帰ってまいりました。