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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第326号 衆議院選挙を終えて—その3

与野党ところを変えれば?

2009年09月20日

この16日、鳩山内閣が組閣されました。

 その布陣から、厚生労働大臣の長妻昭氏に注目が集まっているようです。
 今日まで「ミスター年金」といわれるほど、年金記録問題を中心に政府を追及してきた本人が、その本丸にはいるわけですから、役所の人間にしても心穏やかではないでしょう。

 大臣となった以上、役所の立場と国民目線とのバランスをどうとられるか、注視してゆきたいと思います。

 ところで、余りに長い間、与野党の構図が変わっていないばかりに、今回、自民党の方々は野党になったという実感がどれほどおありなのか、興味のあるところです。

 地方議員にしても、補助金行政を前提にすれば、今までの政府との陳情の窓口として頑張るといっていたものも、全く意味をなさなくなります。
 自民党所属議員の方々も、国の来年度予算の策定時期ぐらいに、初めて本当に野党になったという実感が伴うのかもしれません。

 ちなみに思うんですが、これから国会の論戦が始まります。
 自民党の方が政府を追及する場合、その責任の太宗は今までの自民党政府のやり方にあるわけですから、自分で自分の今までを批判するということにならないでしょうか?

 どんな形で民主党政権と対峙してゆくのか、面白そうです。
 依然として、従来の自民党のやり方が間違いないとして批判してゆくのか、国会の議論は、今までにない新たな感動というか刺激を与えてくれるんではないかと期待をしています。

 ともあれ、本格的な政権交代は初めてです。

 すべてのことが、今後の日本の民主主義が成熟するための勉強と思っていますが、皆さんも是非これからの国会論戦に注目していただければと願っています