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日本政治の実像と虚像

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第340号 知事もやはり政治家?

石川県当初議会から・・・

2010年02月10日

この2月1日から、石川県当初議会が始まりました。

 普通ですと、1ヶ月余り後から始まるのですが、3月に行われる知事選挙の関係で、4年に1回選挙の年には、このように早く始まります。

 従って、原則からいいますと、次の知事のやるべき仕事をあまり拘束すべきではないとのことから、「準通年型」という経常経費を中心にした、普段より新規施策を抑えた予算を組むのが通例です。

 同時に政権交代直後ということで、公共事業関連の箇所付けも現段階では明確ではなく、きわめてアバウトな感じで、予算も組まれています。

 我々も当然、新規事業は6月議会にとの思いで議会答弁を聞いておりましたら、びっくりです。

 「県立中央病院の建て替えに調査着手」「石川県水道事業の水道料金の値下げ」「能登有料道路料金の見直し」など、ニュースソースになることがいっぱいでてくるではありませんか。

 そもそも、県立中央病院の建て替えは、いつかはしなくてはいけないことは重々承知の上で、なお多額の累積欠損金(20年度末で68億円)の処理がもう少し進んでからと思っておりました。

 また県水道料金の値下げや能登有料道路料金の見直しは、かねがね各市町から要望のあった件で、これも累積債務がもう少し軽くなれば、可能と見ておった案件です。

 従って、いつ提案しても問題なかったわけであり、いままで何度も議会で質問が出ながら先延ばしにしていたものを、あえて今回オープンにしたということは、将に次の選挙が通ればということでありましょうか・・・

 谷本知事からは「能吏」というか、しっかりした財政運営をする確かさみたいなものを感じていた私からすると、知事もやっぱり政治家だなあとつい感じてしまいました。

 とにかく景気も含めて閉塞感が多い中で、新規事業に着手というだけで何となく明るくなるものです。

 早くこれらが実現できるよう頑張っていただきたいと願う次第です。