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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第348号 一言の重さ

比較することはないのか?

2010年05月1日

先の衆議院選挙の民主党のマニュフェストをみても、どこにも書いてありませんが、今、普天間基地移設問題が「大きな政治課題」として、マスコミでとりあげられています。

 このことは沖縄では長い間議論されてきており、首長選挙でもその時々で、辺野古案に対する容認派が当選したり、その逆であったりと幾多の変遷をしながら今日にいたっているようです。

 しかし、先の衆議院選挙を契機にして、辺野古案を容認する自民・公明両党の議員が全員落選し、なおかつ総理が「少なくとも県外移設」というということを述べられたことにより、一気に県外移転というものが実現性を帯びてきたものと理解しております。

 そして、連日総理のいう「5月決着」の実現性というものが、野党から、あるいはマスコミからたたかれております。

 わたしは、基地問題を長く沖縄に押し付けてきた、あるいは依存してきた半世紀の歴史というものを考えると、そう簡単に解決できるものなのか疑問に思わざるをえません。

 結局、鳩山総理は自らの発言で、自縄自縛に陥ってしまうんではないでしょうか。

 昔は一言一言がそれほど政局を左右するようなことは、報道の限界からかなかったのかもしれません。
 しかし、一字一句いつまでも残る現在、従来以上に責任者は言葉の重みというものを、自覚しなくてはいけないのでしょう。

 小泉元総理の「人生いろいろ・・・」なんて軽い言葉もありましたが、逆に鳩山総理の誠実なのかもしれませんが、安易に想いを表現するのも、これまた心配の種でもあります。

 ともあれ、与党は批判にさらされる宿命とはいえ、半世紀続いた自民党政権時代と総合的に比較してどうだという議論がなされないのが、なんとも残念だと感じておりますが、いかがでありましょうか?

 独立行政法人にメスが入ったなんてことは、長期間できなかった画期的なことと思うんですがね・・・・