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第362号 民主党代表選がおわって

市民感覚に近いのは地方議員

2010年09月20日

この14日、民主党代表選挙が行われ、菅首相の再選が決まりました。

 代表を決める臨時党大会に出席し、間近で大会の雰囲気、また議員の素顔を見ることができました。
 報道は、一様に「大差で再選」となっておりましたが、大差といっても選挙制度によるマジックであって、実態はそうではありません。

 党員・サポーターの票が249対51という分かれ方であったので、大差という表現になったのですが、これは衆議院の小選挙区毎に1票でも多かった方に、1ポイント、他方は0ポイントというシステムを採用したからです。

 実際、全国での総得票数は菅直人氏137,998票、小沢一郎氏90,194票でありました。
 これを比例で分けますと、181対119になります。その割合は60対40です。

 国会議員の票が206対200という接線であったことから、これをもって市民感覚と永田町の論理がかけ離れているというコメントもありました。

 小沢氏と直接の関わりのある国会議員の小沢氏に対する評価というものと、マスコミというフィルターを通して感じている国民との感覚のちがいみたいなものが、ここから読み取れるのではないでしょうか。

 一方、地方議員の100票の結果は、菅氏
60ポイント小沢氏40ポイントで、ちょうど党員・サポーターの票の分かれ方と一致しておりました。

 やはり、地方議員の方が、市民感覚に近いところにいるのではないかと解釈もできそうです。

 ともあれ、選挙が終わったらノーサイドという言葉が語られましたが、党内結束の下、積極的に国政諸課題に取り組んでいただきたいと願うばかりであります。