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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第375号 前々回に続いて、今年の降雪から

どこまでが異常気象?

2011年02月1日

 この1月10日号で雪が少ないとコメントしましたが、この31日には久しぶりに、かなり積もりました。ここ金沢でも、雪で固まり路面が見えない道路を走るのは、近年珍しい気がいたします。

 それだけ早めの除雪が進んでいる証拠でもありますが、そんな景色を見ながら感じることがあります。

 第一に、テレビでは「日本海側が大雪」という一括りの報道がされますが、地域によって大きな格差があります。

 たいした雪でもないのに。いっしょくたにされて温泉地など風評被害がでるのはいかがかなとも思います。
 もう少し、丁寧な報道を期待したいものです。

 第二に、今年は少しでも雪の降らない日が殆どありません。連日ちびちびと降っている感じです。
 例年ですと、冬季にも、雪に降らない日が、間に必ずあったと思います。

 ある意味、これも異常気象というべきなのかもしれませんが、これから先を考えますと、何をもって異常気象と考えるべきでしょうか。

 局地的ゲリラ豪雨による浅野川の氾濫の折にも、これほどの短期的豪雨は予想できなかったという議会答弁がありましたが、もはや「異常気象」の一言でかたずけてはいけないのが、昨今の我が国をとりまく、あるいは世界全体の課題ではないかと思うものです。

 たとえば堤防の改修など、防災にかける予算というのは、何もなくて当たり前ということからその成果が最も見えにくい事業ばかりです。

 しかし、あえてそういうものに優先的に予算を回してゆく–そんな時代がきているのではないとも感じる今日この頃です。

 ひさしぶりの除雪で、みなさんばてていませんか?