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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第388号 東日本大震災現場から—その1

百聞は一見に如かず

2011年06月11日

 東日本大震災からちょうど3か月、この8-10日とあわただしい日程ではありましたが、東日本大震災の現場へボランティアとあわせ、視察に行ってまいりました。

 たった3日ではありましたが、自らの目で見、自ら参加して、報道とは別の視点で震災というものを実感することができました。

 初日は、羽田空港から車で東北自動車道を行き、本県から職員が派遣されております宮城県名取市にまず向いました。

 東北自動車道は、応急措置で地盤補修をしてある個所が多く、今なおあちこちで改修工事をしておりましたが、多少アップダウンがあります。
 しかし、とにかく物流の幹線軸として機能しており、県外ナンバーや自衛隊の車両を多く見かけましたが、モノ不足への対応は心配なさそうであります。
 さて、本県の県・市の職員は、生活支援給付室に張り付き、見舞金や弔慰金の手続き業務を支援しておりました。
 室長のお話をお聞きすると、ご親戚等に被災者や亡くなられた方がおられる中、頑張っておられることを実感するとともに、石川県からの応援によって、いち早く見舞金等を給付できたと、感謝しておられました。

 そのあと、閖上(ゆりあげ)地区もご案内いただきましたが、この地区は津波によって壊滅状態のところです。
 かっての住宅街が、廃墟と化している姿を目のあたりにすると、戦後の焼野原とはこういうものだったんだろうと想像つきます。

 同じ市内でも津波の影響のないところは、まったく震災の雰囲気もなく、その落差にも驚かされます。

 今回の視察を通じて、被災地であっても復興のペースに地域によって大きな開きがあることを強く感じて帰ってまいりました。

 ボランティア支援も含めて、まだまだ支援が必要な東北地域であります。