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日本政治の実像と虚像

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第434号 国権の最高機関が

新入社員の集まり?

2012年09月20日

今、民主党・自民党の代表あるいは総裁選挙を、マスコミが連日報道しております。

 特に、次は自民党が政権を奪取するだろうから、総裁イコール次の首相といった論調もすでに見受けられます。

 世論調査のやり過ぎがこういう結果をもたらしているのだろうと思いますが、まさにその時々での世論の誘導と取られなくもありません。

 さて、次回選挙で民主党が大敗するとすると、代わりに誰が議席を得るのでしょうか?

 維新の会か?
 とすれば、ほぼ全員が国会議員1年生となるわけです。

 かって小泉チュルドレンといわれた方々の太宗が一回で落選し、今また政権交代の名の下に当選した民主党新人議員が、多く落選するとすると、国権の最高機関といわれる国会が、いわば新入社員ばかりということになります。

 国会のシステムや制度以前の問題として、トイレの場所から覚えなくてはいけないことになります。

 小選挙区制度はオセロゲームのように、すぐ白黒逆転するのが特徴であり、それが政権交代を可能にする一つの狙いであることは事実ですが、結果として新入社員の入れ替わりばかりで、同じレベルの繰り返しという大きな課題を背負っていることを、忘れてはならないでしょう。

 しかし、国会議員は自らできるのではなくて、有権者の1票で生まれるわけですから、この事態は国民が自ら選択したものであることは否定できません。

 どちらの政党がいいとか悪いとかの以前の問題として、このことにも注意しなければならないと思うのですが、みなさんいかがでありましょうか?