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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第442号 オセロゲームか?

衆議院選挙の行方

2012年12月10日

衆議院選挙公示後、殆どの新聞が世論調査の結果を報道し、自民党が過半数をとる勢いとのこと。

 郵政民営化を争点とした小泉選挙で自民党が300議席、先の政権交代選挙で民主党が300議席、今回また自民党が300議席ということになりますと、将にオセロゲームの繰り返しになります。

 小選挙制度の狙いといえばそうなのかもしれませんが、余りの1期で落選する候補者の多さは、落ち着いた国会ということからは遠いものとならないか、心配をするものです。

 もともと、我が国の最大の欠点は、補助金行政といわれる中央集権体制と小選挙区制度を一緒にしていることと述べてきましたが、このままいきますと、かっての内務省の資料にありますように、「小選挙区制度の下では政治家の質が落ちる」というのを繰り返しそうです。

 選挙を戦と捉えれば、誹謗中傷何でもありということかもしれませんが、せっかく先の国会で、与野党合意で消費税問題に道筋をつけたように、多党存立時の新しい政治のやり方に向けて、新たな提案みたいなものがあってもいいのではいかと感じます。

 選挙になるとは、お互いの違いをことさらに強調すれば、選挙後の組み合わせで、また課題を残すことは充分想定されます。

 今一歩、従来の発想を超えた政治の展開というものを期待するのは私一人でしょうか?

 「政治は一寸先は闇」といいますが、果たして選挙の結果は報道の予想通りになるのか、そして選挙後の構図はどういう組み合わせになるのか、全く予想のしずらいところでもあります。

 それにしても、師走の忙しい時にとの思いの方も多いと思いますが、こと本県においては、全く晴れた日がなく連日風雨や雪で、候補者も大変な選挙戦であります。