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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第445号 国の予算編成から

昔に戻ったか?

2013年01月10日

安倍新内閣が発足し、期待から株価の高騰、円安が続いています。
 具体策はこれからにも拘わらず、期待値でのこの動きを見ておりますと、あらためて景気は気からといった想いを再認識させられます。

 さて、経済対策の一環として、公共事業の大判振る舞いが予定されています。
 それが間違いなく税収増につながってゆけば、プラスの循環ということになろうと思いますが、そうならなければ、その財源の主たる部分が借金でありますから、一層の財政悪化と後年度への大きなつけをもたらすことになります。

 なおかつ、消費税値上げの前提となります経済指標を、秋までに望ましい数値にしようと思えば、急ぐ必要性があり、結果、公共事業の中身に問題が生じないとはいいきれません。

 また、民主党政権になって地方分権の一環として導入された一括交付金も廃止の方向とか。

 その制度にまだまだ改善の余地はあるにしても、分権改革まで後退するとは、驚きです。

 このままいきますと、全く従来の自民党的政治に逆戻りするんではないかと危惧をするものです。

 その影で、財務省における震災復興予算の、外への転用が報道され、官僚機構の何も変わらない体質も明らかになってきました。

 とにかく、今は景気回復ということが最優先され、それ以外は黙認されているような風潮でありますが、政権交代の意義が、財政の悪化と旧態依然とした政治体制に戻るだけにならないよう、期待したいしたいもです。

 皆さんは、いかがお感じでありましょうか