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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第451号 東日本大震災から2年

何を学ぶべきか?

2013年03月10日

あの東日本大震災から2年たち、その節目ということで、再び関連報道が目立つようになりました。

 今尚31.5万人あまりが避難している現実、被災地での手付かずの宅地を見るにつけ、復興に如何に時間が掛かるかということを見せつけられます。
 本県でも先月現在471名の方が避難してきておられます。

 同時に福島原発周辺での退避地区は、今後も廃墟のまま、報道すらままならないで、記憶から薄れていくのでしょうか。

 それでも片方では、原発再稼動へ向けて安倍政権は舵をきっておりますし、「アベノミクス」という新造語が景気へのマジックのように語られ、株の上昇が続く中、株は上下するということを忘れたかのような昨今です。

 これを人間の性(さが)といってしまえば終わりですが、歴史から如何に学ぶかということの難しさも、表しているように思えます。

 所詮、同じことの繰り返しなのかもしれませんが、それでもたえず立ち止まって沈思黙考する、そんな気持ちを忘れててはいけないのではないか–と考えます。

 人の価値観にはそれぞれに優先順位があって、決して一様ではありません。
 しかし、「衣食足りて礼節を知る」という諺があるように、経済が満足度の第一順位という意識は多いようで、そこで足りてしまうと、他への意識も薄れがちになるのは否定できません。

 やはり、今回の3.11から2年目の節目を、今一度、自分自身の立ち位置を振り返る機会にしてゆければと考えますが、皆さんはどう過ごされるでしょうか。