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WEEKLY INSIDE STORY

第526号 二重行政解消には共感

大阪都構想否決に思う

2015年05月20日

 この17日、全国的に注目を集めていた大阪市長橋下氏の提唱する「大阪都構想」が住民投票において否決されました。

 かねてより、市議会と県議会を経験した私の目からすれば、県行政と市町村行政のあいまいさを一つの課題と思っておりましたから、二重行政の解消という橋下市長の主張には共感できるところがありました。

 何とか通ってくれればと思っておりましたが、僅差でしたので、もう少し理解度が深まっていればなどと思ってしまいます。

 人口減少、また大きな債務残高を抱える我が国において、行政改革は不断のテーマであり、我々が当たり前と思っているところにメスをいれてこそ、新たな発想、新たな展開があると思います。

 かって、平成の市町村合併の時に、我々の会派で、知事に本県を将来的には3市に統合すべきと提案させていただきましたが、そうすることによって県の行政事務は殆ど市に移せるのではと思うからであります。

 橋下市長も、全くの素人から政治の世界に転出し、行政の実態というものを直接見たときに、きっと同じ思いを抱いたのではと拝察いたしております。

 地方分権の受け皿としての市町村合併を訴えてから、10年余りたって平成の合併運動がスタートしたことを考えれば、「しっかりとした市をつくり、県行政を市に移管し、県を廃止し、その後道州制の議論をすべき」という私の思いも、いつかは日の目を見る時がくるのではと期待をしているところであります。