WEEKLY INSIDE STORY

第531号　能登に想う

人口減少に負けるな

　過日、能登町の「あばれ祭り」を見学にいってきましたが、この能登全域で行われていますキリコ祭りが、「灯り舞う半島能登～熱狂のきりこ祭り～」と銘打って、最初の日本遺産登録18件の中に入りました。

　また、平成23年には世界農業遺産で先進国最初の指定を受けたのが、佐渡と共にこの能登です。

　半島の抱える問題や人口減少等で、活力がなくなりつつある現状の中で、これらが起爆剤となって盛り上がってくれればと念願しています。

　そして、意外と知られていないのが、能登半島全体がミシュランガイドで「一つ星」がついていることです。

　何もないようですが、欧州から見れば、一見の価値があるといっているわけで、地域からこのことを再認識しなくてはいけないのではないかと思っています。

　勿論、金沢と同じようにとはいきませんが、能登の自然やきりこのような文化遺産など、ほかにはないものをもっとうまく発信してゆけば、いいのではないでしょうか。

　我々が、経済的価値や利便性を最上位におく限り、なかなか能登の良さはわかりえないのかもしれませんが、今一度、じっくりと見れば、きっと素晴らしさを実感できるものと思っています。

　「あばれ祭り」できりこを担いでいる皆様の楽しそうな姿を見るにつけ、能登にも頑張ってほしいと思わざるをえませんでした。