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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第553号 選挙と目先の議論

長期課題はどこに行ったのか

2016年02月20日

 国会も、予算委員会等が開催され、与野党が論戦を張っておりますが、果たしてこれでいいのかという想いを強く持っています。

 夏の参議院選挙を前に、定数削減の約束がやっと前進・・・まだ確かではありませんが。

 低所得の高齢者むけに臨時給付金がばらまきと批判される中、介護保険料はまた上がりそうです。

 与党の問題発言を野党が批判すれば、「おたくの議員も同じじゃないの」と反論する安倍総理

 自民党1強と言われる中で、国会の議論は「熟議」といえるのでしょうか。

 とりあえず会議をこなし、最後は数を頼りに法案を通過させればいいといった雰囲気に見えます。

 政策もまずは景気対策といった感じで、当面の目先の議論に終始し、中長期の議論が全くなりを潜めています。

 これも、選挙が目前に迫っていること、小選挙区制度の弊害と思っておりますが、国会議員も有権者の視点を意識して発言しているとすれば、結局我々自身が、刹那的にしか政治に期待していないということの裏返しでもあります。

 一人一人が、目先の給付金よりは、介護保険料の長期据え置きに向かわすべきといった意識がなければ、政治は変わりません。

 そして同時に、このような議論に麻痺して、慣れっこになってしまうことが、また政治の劣化につながってゆくことが危惧されます。

 「言葉遊びではなく」じっくりとした、人をうならす論戦というものを聞いてみたいものです。

 皆さんは、国会中継ご覧になりますでしょうか?