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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第564号 参議院選挙に想うーその2

18歳選挙権にむけて

2016年06月10日

 今回の参議院選挙から、18歳以上で選挙権を行使できることになりました。

 諸外国では、9割近くの国や地域で18歳からとなってますので、我が国では寧ろ遅すぎたくらいともいえます。

 各高校等で、これへの対応として選挙のやり方についての模擬授業などが行われ、果たしてどれくらいの方が投票に足を運ばれるのか注目されています。

 選挙管理委員会では、更に未来の有権者向けとして、小中学校においても模擬投票などを実施、選挙の意義や、投票の流れなどを説明しています。

 政党側は、この新たに選挙権を付与された若い人たちにどうアプローチをしたらよいのか、また与野党どっちに有利にかなどと話題になっています。

 しかし、これらの動きをみながら思うのは、選挙のやり方よりも、もっと大事なことが抜け落ちているのではないかということです。

 間接民主主義の我が国において、選挙で選ぶ側と選ばれる側がどういう相互関係があるのか、その中でこの投票というものがどういう意味合いを持つのか、はたまた日本の選挙制度のもたらす影響が日本政治をどう左右しているのかなど、本質的な日本政治の現状についての客観的な見方を教えるべきではないかと思うものです。

 そうでなければ、ちょっと名の売れた候補者に票が流れるという、悪く言うとミーハー的な選挙になってしまうのではと心配するものです。

 私も機会があれば、母校ででもお話しできたらと思っています。

 果たして7月10日どういう結果をもたらすでしょうか?