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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第567号 どういう方向に

参議院選挙を終えて

2016年07月11日

 参議院選挙がおわりました。自公の与党が改選過半数を制すると共に、改憲勢力が3分の2に達したというのが、報道が一律に発した結果でありました。

 参議院選挙は、解散による衆議院選挙と違い、3年毎にありますから、争点はむしろあとから付け足したものともいえます。

 時の政権運営をどう評価するのかというのが、最大の眼目というふうにみれば、安倍政権を信任した方が多かったということになるのでしょうか。

 ただし、積極的な信任であるのか、ほかの受け皿がなかった中でベターな選択であったのかは、意見の分かれるところでありましょう。

 ここ数年経済論争では、賃上げや同一労働同一賃金を安倍政権が提唱したり、与野党の違いが少なくなっているように思えます。

 今後は、初めての3分の2という改憲を発議できる数を衆参ともに確保できたという、このことがどういう影響をもたらすのか、注目されるところであります。

 ちなみに北陸3県だけをとれば、引き続き国会議員全員を自民党が独占する状態が続きます。

 議会の健全性からして残念に思いますし、他県の1人区で与党が苦杯を喫している県が10を超えてあることを考えますと、この地域風土をどう理解すればいいのか、考えさせられてしまいます。

 ともあれ、選挙の結果はすべて国民に帰ってくることは、紛れもない事実でありますから、これからもしっかりと推移を注視してまいりたいと思っています。