WEEKLY INSIDE STORY

第582号　新たな挑戦に

ポスト　ラ・フォル・ジュルネ

　今週、今日まで9年間続いてきた「ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭」が、前回をもって終了という大きな記事が報道されました。

　私自身、このコラムを通じても、すでに撤退したした地域もある中、本県の文化度の高さの表れとしても評価してきましたので、終了ということに大きな驚きを覚えました。

　「ラ・フォル・ジュルネ」企画事務所との見解の相違が原因とのことですが、以後本県では「ラ・フォル・ジュルネ」という音楽祭は見ることができなくなりました。

　しかし、音楽祭の実行委員会は名称を変え、その精神を受け継ぐ形で明年も続けることになったとのこと。

　一抹の不安がないといえば嘘になりますが、報道を見る限り、9年間のノウハウと、本県が待つ邦楽とのコラボなど独自性を活かして、しっかりとやっていけるという確信も感じとれます。

　むしろこれを奇禍として、ネームブランドに頼らなくても本県にこの音楽祭ありといった素晴らしい音楽祭を提供していただければと期待をするものです。

　明年5月のゴールデンウイーク、関係者の新たな挑戦にエールを送ると共に楽しみにしたいと思っています。

　みなさんは今回の撤退どういう印象をもたれたでしょうか？