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日本政治の実像と虚像

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第612号 政策の一致はどこまで?

衆議院解散に想うーその2

2017年10月10日

 今日、衆議院選挙が公示となりました。準備も含めて極めて短期間の戦いです。どういう結果になるのか興味深いところであります。

 さて、小選挙区制度になってから、実質1対1の構図が多く、相手の誹謗中傷が選挙の手法として多々おこなわれます。

 政党中心の選挙ですから、政党のあり方もその対象として言われ、意見の一致がないとか、野合にすぎないなんてことで非難されることもあります。

 しかし、冷静に考えれば、様々な課題に対して、すべて意見が一致するなんてことは、人としてありません。それぞれに、共有できる部分とそうでない部分があるのが人であって、そういう多様性があればこそ、議会というものが構成されているのではないでしょうか。

 従って、政党が一緒だからなんでも一緒でなくてはいけないということではなく、最低限の共通項を示す方が、より誠実な訴え方ではないかと思っています。

 あとは、構成員のなかで議論をしながら方向性を決めてゆくというすべしかないわけですが、有権者からすれば、候補者のすべての考え方を承知できるはずもなく、最後はその人を信頼するしかないという結論にゆきつきます。

 それなら、政党よりは個人に重きを置いた選挙制度の方がいいのではないかということにもなります。

 とすれば、選挙制度にベストはなく、有権者も悩ましい中で選択を迫られるのが選挙であるとなりますねえ・・