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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第640号 いまなお復興途中

東日本大震災現場から

2018年07月20日

 先週、宮城県の名取市および、仙台市を訪問し、大震災後の復興状況を視察してまいりました。

 東日本大震災からもう7年を経過しておりますが、名取市には本県から今なお4名、金沢市から2名の職員が応援で派遣されています。

 仙台市荒浜地区はほとんどの住宅が消失した地域でありますが、そこでは小学校が震災遺構として保存されて展示館にもなっておりました。

 そして周辺は災害危険区域として非住居地域になっており、見渡す限り草ぼうぼうといった感じです。

 よく見れば、雑草の下にはかってあった住居の基礎のコンクリがそのままです。

 集団移転での公営住宅などが建設されている一方で、これらのエリアを眺めると、震災復興の先の長さをいやおうなしに見せつけられます。

 しかし、現実には同時期に西日本大豪雨がおこり、報道はそればかりであり、東日本大震災は早過去のものとなっています。

 折に触れて、現地を視察しながら記憶を風化させず、教訓にしたいものだと感じた次第です。