WEEKLY INSIDE STORY

第644号　まったりの時間

2018年09月1日

　本県の金沢港に、近年多くのクルーズ船が寄港することになり、その結果、日本海側クルーズの拠点港として、ターミナルビルの新設や耐震岸壁の整備など、金沢港が一気に整備されることになりました。

　しかし、それはクルーズ船の安定的寄港が前提であって、石川県挙げてクルーズ船への搭乗を呼びかけてきたのです。

　かくいう私も昨年乗船する予定でしたが、台風が来て船が来ず中止され、この8月2年越しの乗船とあいなりました。

　韓国釜山を含む4泊5日のコースで、クルーズそのものが初めての経験でありました。

　船内テレビは、ＢＳの2チャンネルのみが限られた時間映りますが、過去のドラマ中心で、日々の動きがわかりません。

　そのうえ携帯も時々しか通じません。

　そう船内で時間をつぶせるわけでもなく、デッキで読書するのが関の山でしょうか。

　まさに、オプションで観光にでもいかなければ、まったりと時間を過ごすしかないような日々でありました。

　日々時間に追われた生活からすれば、隔世の感であり、時にこういう時間の過ごし方も命の洗濯としていいのかなと感じた次第です。

　逆な見方をすれば、こういう過ごし方に慣れている方が、クルーズがの楽しみ方を知っていらっしゃるのかもしれませんね。