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WEEKLY INSIDE STORY

第693号 金沢城集大成へ

見つかった内装資料

2020年01月10日

 金沢城は、平成8年に金沢大学から都市公園に変更になり、以降、本県の歴史・文化・伝統の象徴として、櫓・長屋や堀の復元、門の整備などが行われてきました。

 そこに一貫して流れるのは、史実に忠実に復元し将来の史跡指定を目指すということで、絶えず文化庁とも相談しながら事業を展開してまいりました。

 そして、幾多の整備が進む中、残ったのが二の丸御殿の復元であります。

 この二の丸御殿は、金沢城の中核をなすものですが、平面図等は見つかっておりましたが、ふすまや欄間など内外装に関する資料がなければ、前に進めないといわれてきました。

 ところが、今般文化8年(1811年)に前田家の大工頭が作成した「二之丸御殿御造営内装等覚及び見本・絵形」というものが発見されたのです。

 見つかること自体が驚きでありますが、戦災にあっていない本県なればこそでありましょう。

 建坪3200坪であり、職人や当時の材料が確保できるかなど課題山積でありますが、ロマンの第一歩が踏み出せそうです。

 相当長いスパンで行われると思われますが、元気なうちにどれだけのものが見れるか楽しみでもあります。