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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第758号 国民にとって 

衆議院議員選挙が終わって

2021年11月1日

 この31日、衆議院議員選挙が終わり、議席数は減らしつつも自民党が安定多数を獲得、野党第1党の立憲民主党が議席減、維新が躍進という結果となりました。

 政権選択選挙と言われた中で、引き続き自民党中心の政治状況が続くことになりました。

 選挙は当然勝った、負けたがあり、そこでの悲喜こもごもがあるわけですが、この結果が国民にどういう影響をもたらすのかということが大事であります。

 私自身は、緊張感のある国会を期待しておりますが、どうなるでしょうか。

 また今回は、コロナ感染者が少なくなっている中で行われましたので、コロナ対策への批判もややインパクトに欠けていたようです。

 公文書偽造や桜を見る会など政治の信頼を揺るがす課題も、もう過去のことのようでありました。

 総じて、大きな変化を求めない風潮が時代背景としてあったように思います。

 ただ心配いたしますのは、小選挙区制度の中で、国会議員の仕事の主が地元への利益誘導だということを当たり前のように感じている方が多すぎないだろうか。

 国と地方の役割分担の見直しや行政レビューなどを通じて、人口減少時代に対応したコストの少ない分かりやすい行政制度への改革という国の形に関する議論などが吹き飛んで、目先のことばかりになってしまうのでは、寂しい限りであります。

 歴史は繰り返すといいますが、今後の国会運営を注視してまいりたいと思っています。