WEEKLY INSIDE STORY

第783号　歴史上のはずが！

安倍元総理襲撃される

　参議院選挙も終盤にさしかかったこの8日、奈良県で街頭演説中に安倍元総理が銃によって狙撃される事件が起こりました。

　歴史の中で、板垣退助氏、原敬氏、犬養毅氏などが、襲撃された事件を学んできていますが、まさか今日,、同様の事件が起こるとはだれが想像していたでしょう。

　特に銃などに対する規制が厳しいわが国だけに、信じられない気持ちですが、現実に起こりました。

　このような事案が、過去の話ではなく、今も起こったということは、歴史は繰り返すということを如実に示しています。

　「災害は忘れたころにやってくる」とよく言われていますが、今一度心して考えなければなりません。

　ロシアのウクライナの侵略もまた、遠い存在と捉えるのではなく、我が国でも決して同様のことが起こらないとは限らないと考えなければならないでしょう。

　安倍元総理の回復を祈るばかりでありましたが、残念ながらかないませんでした。さぞ無念であったと拝察しています。

　「政治の世界では一寸先は闇」を地でいった事件でありました。

　戦後生まれ初の総理であり、2度の総理経験と政界を一気に駆け抜けた安倍氏のご冥福を心よりお祈りいたします。