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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第787号 変わらない戦争論理

ウクライナ侵攻と太平洋戦争

2022年08月20日

 終戦記念日が近づくと、過去の太平洋戦争での様々な検証などの報道がなされます。

 戦後生まれとすれば、このような機会に今一度振り返ることができるわけですが、今回特に印象に残ったのは、太平洋戦争での大日本帝国における軍部の動きに関する報道でした。

 戦局が悪化してしているにもかかわらず、報道管制をし、事実を国民に知らせなかったことが表現されていましたが、現在のロシアでの報道規制はまさに同様であろうと思います。

 またミッドウエー海戦においてアメリカに暗号解読されていたことが大敗の一因という事実は、情報戦の重要さを示しており、ウクライナでのドローンの活用は、それの現代版ともいえなくもありません。

 また、東南アジアでの結果としての市民の虐殺など、戦時下での非人間的な行為は、これまたウクライナでの同様のことが起こっているようです。

 戦争というのは一旦おこると、人道主義なんてものが全く通用しない世界であることや、そこで行われる行為というのは、どの戦争であれ同じであることを今回の報道から髣髴(ほうふつ)せざるを得ませんでした。

 戦争抑止や防衛のための武力増強ということも今話題になっておりますが、戦争で一番被害をこうむるのは国民であろうと思います。

 戦争を絶対起こさない、起こさせないしっかりとしたトップの責任というものは、従来以上に大事な時期にきていると感じております。