WEEKLY INSIDE STORY

第802号　エスカレートする県議選

公平公正とは

　統一地方選挙が近づいてまいりました。

　本県においても、定数オーバーとなる選挙区が増え、特に保守系の同士討ちのような様相を示している激戦区もあります。

　そんな中、昨年初当選した新知事は、当時応援していただいた候補者と他者を区別して、応援に回っています。よく、試合が終われば「ノーサイド」という言葉がありますが、そうはなってないようであります。

　初当選時に、議会で最初に挨拶された時には、「公平公正で開かれた県民本位の県政運営を進めてまいります」と述べておられましたことが思いだされますが、選挙は別物でしょうか。

　私自身は、この動きを見て、すでにたったひとりの本県の知事となられたわけでありますから、少しでも多くの県民の支持を得るべく、ノーサイドの精神をとるべきではないかと感じておりますが、いかがでありましょうか。

　国政では、政党間の争いが激しいわけですが、地方行政においては党派の争いがそうあるわけではありません。

　あくまでも多くの県民の目線を大事に、偏らない県政運営を期待したいものであります。