WEEKLY INSIDE STORY
第475号 久しぶりの観劇
能登演劇堂を訪れて
2013年11月10日
日々、泥臭い政治の話ばかりに囲まれていますと、ストレスもたまりますし、やはり感性を磨くためには、たまに違う分野に触れてみるのもいいものです。
今般、能登演劇堂で行われておりました、仲代達矢氏が主宰する無名塾のロングラン「ロメオとジュリエット」を観賞してまいりました。
私にとりましては、全くの久しぶりで、3度目の観劇です。
ストーリーは有名ですので、誰でもご存知だと思いますが、それが舞台でどのように表現されるのか興味のもたれるところでした。
特に今回は東京公演がなく、ここだけということでしたから全国からファンの方々が訪れているようでした。
改めて、仲代さんの集客力、また舞台の奥が外に開放され一体化する能登演劇堂の素晴らしさを実感したものです。
この素晴らしさを地域の方がどれくらい意識しているかというと、県外の方のほうがもしかしたら感じているのかもしれません。
仲代氏も御高齢ですので、いつまでも現役というわけにはいかないと思います。
より多くの方に、一度は訪れていただきたいものと思います。
また聴覚障害者の方にとっては、セリフを聞けませんので、今のままでは楽しむことができません。
会館の専務理事とお話をし、要約筆記のスクリーンを舞台脇に設置することが可能かどうか、検討していただくこともお願いしてまいりました。
まだまだ工夫すれば、ファンを増やすことができるのではないかと思いつつ、これからも舞台の成功を願っている次第です。